エリアの騎士 (あらすじ)

サッカー
それは世界中の人々に愛されているスポーツ
ある者は切れ味の鋭いドリブルで、ある者は魔法のようなキラーパスで、スタジアムを揺らすほどに観客を熱狂させる
しかし、いくらゲームを支配し続けても、ゴールを決めなければ勝つ事はできない
だからこそ、ペナルティエリア内で、絶対的な決定力を持った騎士を、日本中が待ち望んでいた

僕は逢沢駆
サッカーが大好きな中学二年生
部活ではマネージャーなんだけれど
でも、そんな僕と違って兄ちゃん、逢沢傑は本当に凄くて、日本サッカー界の至宝と言われるほどの天才プレイヤーなんだ
僕が兄ちゃんの所属するサッカー部でいつものようにマネージャーとして過ごしていたある日、幼馴染の美島奈々、通称セブンが突然アメリカから帰ってきて、僕らの中学に転入してきた
サッカー部に入るってセブンに、一緒にマネージャーとして頑張ろうねって言われたんだけど、兄ちゃんが僕にプレイヤーとして紅白戦に出ろって急に言い出して…

僕は逢沢駆、中学二年生
僕の兄ちゃんはユース代表でも活躍する天才プレイヤー逢沢傑
マネージャーの僕が突然出場する事になってしまったレギュラー選抜の紅白戦
何度も出される兄ちゃんからの本気のパス
けど結局僕は一本のシュートも決める事ができなかった
兄ちゃんに、そしてグレイにまでハートの弱さを指摘されて、翌朝サッカー部をやめる事を伝えた僕に、兄ちゃんは日本のサッカーに足りないエリアの騎士の存在と、その日見た夢について話してくれた
ほんの少しだけ兄ちゃんの気持ちがわかったような気がした
その瞬間…

僕は逢沢駆、中学二年生
トラックとの衝突事故で、兄ちゃんが、逢沢傑が死んだ
僕は心臓移植手術を受けて、一命を取り留めたけれど、サッカー部をやめ、リハビリを続けながら退屈な毎日を過ごしていた
そんなある日、僕の身の周りで不思議な出来事が起こり始めた

僕は逢沢駆
あの事故から奇跡的に助かった僕は、サッカーを捨てきる事ができないまま、ぼんやりと過ごしていた
そんなある日、僕は知ってしまった
僕に心臓をくれたのが兄ちゃんだって事を
兄ちゃん、逢沢傑からのラストパスを受け取った僕は、兄ちゃんと共にサッカーを続けていく事を決めた
もう迷わない、逃げたりしない
この命、続く限り

江ノ高に入学した僕は、別人のように太った荒木さんに出会い、ひょんな事からFCという同好会に入部した
この学校にはもう一つSCという公認クラブがあり、そのSCと公式戦の出場権を賭けて戦う事が決まる
僕達は打倒SCに燃え、毎日日が暮れるまで練習したけど、結局荒木さんは姿を見せず、決戦の日を迎える事になった

公式戦の代表権を賭けた江ノ高伝統の一戦が始まった
僕達FCは結局荒木さんという司令塔を欠いたまま、SCを迎え撃つ事になってしまった
みんなで力を合わせて戦ったけれど、SCは本当に強くて次第に追い込まれていってしまう
それでも僕達は必死に食い下がり、遂に一点をもぎ取ったんだけど、その先、SCリードの状況を打開できないまま、試合時間は刻々と過ぎていき…

僕は逢沢駆
公式戦の代表権を賭けた伝統の一戦もいよいよクライマックスへ
ずっと苦戦していた僕達だけど、帰ってきた王様、荒木先輩と僕のホットラインが機能して、遂に同点
試合は振り出しに戻った
そして後半のロスタイム、FCのみんなの思いを背負い、僕は最後の力で渾身のオーバーヘッドを放った

FCとSCの激闘は遂に決着がつかないまま引き分けに終わった
再試合という声もあったけど、近藤監督の計らいでFCとSCは一つになり、岩城監督が率いる全く新しい江ノ高サッカー部が誕生する事になったんだ
インターハイに向けて早速練習を始めた僕達だったんだけど、チームとしてはまだまだ問題山積みという感じで…

美島奈々です
私達江ノ島高校サッカー部はインターハイに向けていよいよ動き出しました
強化合宿も無事に…、あ、まぁ実際には色々あったんですけど…
ともかくしっかりこなし、準備万端
後は日々の練習を頑張りながら予選の日を待つばかりです
一方私はといえば、なでしこジャパンの一員として、遂にデビューを果たしました
色々悩みましたが、とにかく歩き出す事ができました
そして、プレーをしていく中でやっぱりサッカーって楽しい、そう思う事ができたんです
でも、その事を駆やみんなには話せないまま、部活のマネージャーとの掛け持ちという大変な毎日を過ごしています

なでしこジャパンでのセブンの活躍を知った僕達は、ドイツ女子サッカーの強豪SFフランクフルトとの交流試合を観戦しに行ったんだ
初めは翻弄されるなでしこだったけど、リトル・ウィッチィとして復活を果たしたセブンの大活躍で、試合は大接戦に
勝ちこそ拾えなかったけど、ブルーのユニフォームを着たセブンは、夢の舞台へ確実に一歩近づいたと思う
だから僕も、セブンに負けないように頑張らなきゃって

長い間二つに分かれていた江ノ高サッカー部は、僕らの代でようやく一つになった
でも今、そのサッカー部が揺れている
岩城監督の方針に不満を持った沢村さんが出て行くと、織田さんや海王寺さん達も後を追って出て行ってしまい…
インターハイ予選を目前に控えたこの大切な時期に、江ノ高サッカー部は再び分裂の危機を迎えていた

再び分裂の危機に直面したサッカー部だったけれど、岩城監督がお膳立てしてくれた試合を通じ、それぞれがお互いの必要性を痛感する事になった
更に、監督の本当の思いを知った僕達は、誰に言われるでもなく一つにまとまり、正真正銘の江ノ島高校サッカー部になれたんだ
その後インターハイに向けベンチ入りメンバーが発表され、遂に僕もフォワードとして念願の背番号を貰った

遂に幕を開けたインターハイ神奈川予選
私達江ノ高サッカー部は、FCの攻撃力とSCの守備力が一つになって、見事初戦を勝利で飾りました
国松さんや佐伯君も見守る中、駆も頑張ったんですけど、ボールを見る癖はまだ治りません
でも弱点を克服するための夜の練習で、駆はとんでもない物を掴みかけたんです
それはまだまだ完成には至らないですが、駆ならきっと…

偶然から生まれた幻のフェイント
何度も何度も挑戦してみたけれど、結局試合ではうまくいかなかった
そんな僕とは裏腹に、江ノ高サッカー部は絶好調
インターハイ予選で勝利を重ねている
そんな折、僕はかつて大怪我を負わせてしまった幼馴染、日比野光一と再会する
日比野は完治する事のない膝を抱えたまま、サッカーを続けていた
僕達の思いは、すれ違ったままだ

インターハイ神奈川県大会、神奈川ブロック予選最終戦
本能的に見えて実は計算されたサッカーの辻堂学園
サイドの穴は罠
そこにハマれば、エース金さんのレーザービームスローが容赦なく放たれる
その驚異的な突破力に押され二点のリードを許した江ノ高
更に火野さんが昔の不良仲間の不破さんの挑発に乗り、感情的な行動を起こしてしまい退場に
そして後半、試合に出た駆は、激しい競り合いで頭を強打し…

神奈川ブロック予選最終戦
思わぬ強敵、辻堂学園の繰り出す奇策に先制ゴールを許し、序盤からピンチの連続
それでもみんな諦めずに奮闘し、後半、兵藤先輩の渾身のヘッドで同点に追いつくと、駆が遂にやってみせたんです、あの幻のフェントを
これが見事成功し、そのまま逆転ゴールを決めて大勝利
この結果、私達江ノ高は見事ベスト16に駒を進めたのでした

駆の中に生きる傑さんの存在
それが本当なのか思い過ごしなのか
駆の人が変わったかのようなプレーを目の当たりにした今も、やはり私にはわかりません
でも、レオナルド・シルバ、傑さんと同じ景色を共有する事ができた唯一の存在である彼には、それは紛れもない事実として映っている
シルバの挑発に戸惑う駆に、私はかける言葉が見つかりませんでした

駆達がインターハイで激戦を繰り広げる中、私達なでしこジャパンもリーグ選抜との強化試合に臨みました
竹田新監督と共にチームに合流した群咲舞衣ちゃんは、ずば抜けた個人技と突破力で相手を翻弄
でも次第に連携の甘さを突かれてピンチに
チームも苦戦を強いられましたが、一色さんのアイデアで見事逆転勝利
チームはまた一つ強くなったと思います
そして今日は江ノ高の、駆の番です

インターハイ神奈川予選ベスト8を賭けた湘南大付属との一戦
フォーアロウズと呼ばれる鉄壁のディフェンダー陣を前に、攻めあぐねる江ノ高
そして駆も、幼馴染の日比野君への負い目を抱いたまま、全力の勝負を挑めないでいた
両チーム無得点のまま、前半戦終了間際、日比野君の必殺キャノンフリーキックが駆に直撃して…

インターハイ神奈川予選、対湘南大付属戦
九十九さんという五本目の矢の投入で更に強固になったフォーアロウズを攻略できない江ノ高は、日比野君のキャノンフリーキックを防ぎきれず、先制を許してしまう
でも岩城監督が五本目の矢の謎を解き、形勢は逆転
そのまま同点に追いつくと、駆のφトリックからのゴールで見事勝利
ベスト8に駒を進めたのでした
そして、ようやく駆と日比野君の友情も元に戻って…

サッカー部束の間の休日は、何だか色々大騒ぎだったけれど、とっても面白くて最高だった
僕達みんなリフレッシュできたし、セブンと舞衣ちゃんも凄く楽しそうだった
充実した一日だったと思う
でもいつまでものんびりとしていられない
僕達の次の対戦相手は葉蔭学院
そして、あの飛鳥さんなのだから
今日、遂に運命のホイッスルが鳴る

神奈川の皇帝、飛鳥享
彼が率いる伝統校、葉蔭学院との準々決勝
途中出場した駆は、初対決の飛鳥さんにもφトリックで果敢に挑み、苦しみながらも荒木さんのシュートをアシスト
江ノ高に先取点をもたらしました
でも葉蔭は飛鳥さん自ら囮になるという大胆不敵な作戦ですぐさま同点に追いつき、底力を見せつけます
葉蔭は確かに強い
だけど試合はまだまだこれからです

ベスト4を賭けて、強豪葉蔭学院と激突した江ノ高
ピッチに出た僕はφトリックを成功させて、荒木さんをアシスト、先制点を奪う事ができた
でも高校サッカー屈指のリベロで、皇帝の異名を取る飛鳥さんに率いられた葉蔭は本当に強くて、僕達はあっという間に同点に追いつかれてしまう
更に逆転を許し迎えた後半戦、みんなから託されたボール
僕が放った渾身のシュートが見事決まった…はずだったのに

皇帝、飛鳥享
そして伝統校、葉蔭学院
その実力は僕達の想像を遥かに超えていた
それでも必死に食い下がり、攻め込んでいったけれど、どうしても皇帝の牙城を崩す事ができなかった
この人には勝てない、このチーム相手に勝ち目はない
僕がそう思い知った時、突然兄ちゃんの声がした
「そこで黙って見てろ」
僕は今、兄ちゃんと、逢沢傑と共にピッチを駆けている

インターハイ神奈川県予選準々決勝
葉蔭学院との激闘も終盤、勝利への願いを込めた駆渾身のミドルシュートは結局ゴールならず
駆もそのまま意識を失ってしまいました
PK戦までもつれた試合は、最後のキッカー荒木さんのシュートが外れ、江ノ高のインターハイは終わりを告げます
けれど駆も他のみんなも敗戦の悔しさを乗り越えて、打倒葉蔭、更には選手権優勝に向かって早速走り出しました

江ノ高のインターハイは終わってしまったけれど、お隣の東京ではまだ予選が続いていて、僕達はその決勝戦を見に行く事になった
対戦したのは名門帝都大付属と、あのレオナルド・シルバのいる東京蹴球学園
結果は三人の外国人留学生を中心に、圧倒的なパフォーマンスを見せつけた蹴学が3対0で勝利
僕達は言葉を失うほどの衝撃を受けてしまった
やっぱりシルバは、本物の天才は凄いね、兄ちゃん

激闘のインターハイ予選が終わり、江ノ高も夏休みに突入
僕達サッカー部は休養も兼ねて八雲君の親戚がやっている海の家がある伊豆の白浜海岸へ
ちょっと個性的なスタッフと一緒に焼きそばを作ったり、かき氷を売ったりと大騒ぎ
セブンや舞衣ちゃんも合流して、とっても賑やかで楽しい時間を過ごす事ができた
いつもはあまり見られない先輩達の姿も見られて、とてもいい体験ができたと思う

インターハイ決勝戦
世界的天才プレイヤー、レオナルド・シルバを擁する東京蹴球学園と、超攻撃的フォーメーション、トマホークを駆使して数多の敵を粉砕してきた鎌倉学館が、頂点を競い激突した
鷹匠さんの破壊力抜群のロングシュートで先制した鎌学だったけれど、結局試合は超高校級のスターを何人も抱えた蹴学がその底力を見せつけて逆転勝利、日本一の座を手に入れた
でも負けた鎌学も本当に凄かったと思う
凄い試合だったね、傑さん

全国高校サッカー選手権に向けて、僕達江ノ高イレブンは岩城監督が新たに考案した過酷なフィジカルトレーニングを開始
みんな必死で食らいついている
一方なでしこジャパンの中で一人ギクシャクしていた舞衣ちゃんが、突然江ノ高にシャワーを借りにきて、振り回された僕はもうドキドキの連続で
当の舞衣ちゃんはというと、セブンの思いが通じたのか、ちょっとだけいい方向に向かったみたい
そしてその夜、なんとこの僕にU-16日本代表合宿への参加要請が

U-16サッカー日本代表の合宿に呼ばれた駆
同世代のトップレベルの選手達のプレーを間近に見て、かなり緊張した様子
しかも合宿初日のセレクションには、まさかのミッドフィルダーとして登録されてしまっていた
佐伯君や荒木さんの心配が的中して、中々結果が出せない駆だったけど、最後はフォワードとして仕事をこなし、なんとか合宿に残る事ができた
そしてテストを兼ねたアメリカとの親善試合のベンチ入りにも選ばれる
かつて傑さんもいた世界の舞台を、遂に体験する事になる駆
背番号も駆にとって縁起のいい20番
きっと活躍できると、私信じてるから
さぁ、いよいよキックオフ
頑張って駆

U-16の代表合宿に招集され、アメリカとの親善試合に出場した駆は、初めての世界戦という緊張感の中、見事にφトリックを決めてみせた
でも、一度見せてしまったφトリックはその後完全に封じ込まれ、駆は世界の壁の高さを痛感する事に
結局代表メンバーには残る事ができなかった駆
でも、まだまだこれからだよ
ファイトファイト

毎年恒例の江ノ島高校文化祭
私達もちょっとだけサッカーをお休みして、孝太君プロデユースのメイド喫茶に全力投球
…のはずだったんですが、演劇部のピンチを救うため、急遽駆達が出演して、ロミオとジュリエットを上演する事になってしまい大騒ぎに
ぶっつけ本番で大変だったけど、終わってみれば大好評で、サッカー部のみんなも素敵な時間を過ごす事ができたと思います
そして今日から選手権の最終調整のため、鎌倉大学で合宿です

インターハイ敗戦の夏が終わり、僕達江ノ高サッカー部は次なる目標、冬の選手権に向けて猛練習を重ねてきた
鎌倉大学での最終合宿でも、チームが確実にレベルアップしている手応えを感じる事ができた
U-16のアジア遠征と日程が重なってしまい、荒木さんが予選途中で離脱する事になるという不安材料はあるけれど、やれる事は全てやって来たんだ
優勝目指して自信を持って戦おうと思う
そして遂に今日、僕達は初戦に臨む

いよいよ始まった全国高校サッカー選手権大会神奈川予選
私達江ノ高は、一次予選得点王の秋本直紀さん率いる優勝候補、経政大付属湘南高校を相手に、6対0という大差で勝利
駆もハットトリックを決め、絶好調でベスト16に駒を進めました
私達なでしこジャパンも、息の合ったチームプレイで見事フィンランドを撃破
舞衣ちゃんも大活躍です
勝ち進むごとに相手は強くなっていくけれど、全国優勝目指して頑張ろうね、駆

選手権神奈川予選準々決勝
私達は、あの湘南大付属を破った相模ヶ浦との対戦に臨む事に
決戦前夜、日比野君達の協力で、相模ヶ浦のトータルフットを疑似体験する事ができた駆達
そして遂にキックオフ
万全を期したはずだったけど、やっぱり本物の勢いは凄い
でも試合はこれからだよ
みんな、頑張って

逆巻く暴風のように展開するネオ・トータルフットの前に、江ノ高は先制を許してしまう
そして後半戦、岩城監督が遂にこの脅威のサッカーの謎を解く
敵のアキレス腱、台風の目を貫くため、エリアの騎士が始動する
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テーマ : アニメ - ジャンル : アニメ・コミック

Tag : エリアの騎士 伊賀大晃 月山可也 少年マガジン サッカー 三瓶由布子 伊藤静 次回予告 予告 アニメ

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