S.Y.K ~新説西遊記~

「あー、そんなわけで記念すべき第1話もお終いだ。面白かったか?
 寝てるところを叩き起こされて、なんか言えって言われた悟空だ
 第2話の内容は……勝手に想像してくれ。以上、俺は寝る」
「早すぎる、適当すぎる、責任感がなさ過ぎる。お前、本当にメインヒーローなのか?」
「しょーがねーなー。オレがかわりにやってやるよ
 次回、八戒さんと姫さんの運命の出会い。【ラブ☆始まりのとき】次回も見てくれよな!」
「誰が見るか、そんなもの!」
「バカ達は放っておいて
 次回はお師匠様と僕たちの出会いについてらしいよ
 ……乞うご期待」

「やあ、第2話をプレイしてくれたみんな。悟空たちの旅、満喫してくれたかな?」
「おい、誰だあれ?」
「俺に聞かれても困るぞ」
「さて、注目の第3話。やる気なし男のレッテルをはられた悟空が、三蔵にたくさん叱られてしまう話だ」
「そんな話だったか?」
「……合ってはいるが、違う気がする……」
「そして、悟空のファンには必見。彼の意外な趣味も公開されちゃうよ」
「悟空の事ばかりだな」
「次回のやる気なし男に要注目だ。じゃ、お楽しみに」
「結局、お前は誰なんだ」

「オレ様ファンのお嬢さんたち。オレの活躍は見てくれたかー?」
「活躍?女に声をかけることしかしてなかったけど」
「第4話は酒の話だ!ただでさえめんどくさい悟浄がさらにめんどくさいことに!」
「めんどくさいのは、八戒も同じ」
「まあまあ、そう言うなって。めんどくささなら玉龍だって負けてないだろー?」
「はいはい。お前ら全員まとめてめんどくさいから
 次回、めんどくさい酔っ払いたちによる、めんどくさい酔いどれ物語が展開されるらしいぜ」
「第3話で登場した――」
「わたくしたちも華麗に登場しますわ!わたくしたちの活躍に注目ですわよ!」
「いや……お前ら、出ないんじゃねえ?」
「え……?」
「今後も出ないと思う、雑魚キャラだし」
「えー!?」

「はあ…… ……みっともないところを見せてしまいました。悟浄です」
「誰しも失敗はありますから、気にしない方がいいですよ」
「あ、あなたは……」
「今回、初登場になります。木叉です。馴れ合うつもりはありませんが、一応、ご挨拶しておきます」
「これはご丁寧にどうも」
「……しかし、お互い身近な人に振り回されて大変ですね」
「そうですね……。俺の場合、玄奘様は素晴らしい方なんですが、その他の従者がもう大変で」
「……わかります。もういつまで振り回してくれるんだと。それでもNOと言えない日本じ……じゃなかった、仙人でして
 ところで、次回は騒がしい人物がまたひとり増えるようですよ。
 ……また、面倒なことになりそうですね」
「こ、これ以上増えるのですか……。というか……俺達、ずいぶん地味じゃないですか?」
「それは言わない約束です」

「また出られて良かったです~」
「本当ですわ!4話の予告で【もう出番がない】と言われたときは、目の前が真っ暗になりましたもの!」
「バカねえ。アタシのかわいいアンタ達に出番がないわけないじゃない」
「蘭花様!」
「ミニキャラになってもお美しい!」
「さあ、三蔵法師は捕まえたわ!ついにアタシたちの主役乗っ取り大作戦が始まるわよ!」
「そうですわ!我らが蘭花様こそ主人公にふさわしい!」
「ぼくもついに攻略対象に昇格ですか~」
「私は変わらず、主人公である蘭花様の忠実なる従者を務めますわ!」
「ええ、好きな役をやるといいわ。アンタたちも、がんばっていきたいものね……!」
「次回、主人公は普通にお師匠様」
「ここまで盛り上がってるとちょっと悪い気もしてくるな」
「勝手に盛り上がる方が悪いよ」

「やー、姫さんも無事だったし、奪還作戦大成功ってとこかー やーめでたい!酒でも飲むか、なあ悟浄!」
「絶対嫌だ。それより次回の予告だ、八戒」
「ん?あー、そうだったな。次回はすげーんだぜ。いわゆるお楽しみ回だな」
「お楽しみ回?どういうことだ?」
「デートだよデート!姫さんとデート。いやー、テンション上がるなー!」
「…で、で、デート」
「おやー、どうしたの悟浄。顔赤くしちゃってー」
「あ、赤くなどない」
「無理すんなって。かわいいとこあるじゃんか。そうだ、ちょっと女慣れしとくか?オレがビシっと指導しとくぜー?」
「…余計な……世話だー!」
「――!ぎゃー!」
「つまらないものを斬ってしまった」
「く、くそ……次回はデータだって言うのに、こんなところで……無念」
「次回、八戒の出番は……ないかもしれないな」

「颯爽と現れた謎の男。この俺様の登場で素敵な幕引きとなった第7話だが……」
「特に素敵でもないよ」
「何?俺様の正体が聞きたいと?」
「誰も聞いてないけど」
「仕方がない そこまで言うなら教えてやろう!」
「教えなくていい」
「俺様の名は――!」
「次回、お師匠様頑張るの巻。だって」
「お、おい、俺様の名は――の次、聞きたいだろう!?」
「聞きたくない」
「ま、まあいい。俺様の正体は8話まで取っておいてやる!こうご期待だ!」



【悟空ルート】
くだらねえ意地張るもんじゃねえな。
ぶっ倒れる前に、休んどきゃよかったぜ
目ぇ覚ましてみりゃ玄奘のやつの姿はないし。
どこ行ったのかと思って探してみりゃ、楊漸に遊ばれてやがる
ったく。信用すんなって言ったばかりだろ。
本っっっ当にあいつは危機感のないやつだな
……まあ、この際楊漸のことは置いておくとして、だ
最近、どうも妙な胸騒ぎがする。
天竺が近づいてるからか?
夢見も悪いし……頭痛もひどくなる一方だ。
なんなんだ?嫌な予感がしやがる
……玄奘から目を離せねえな。
ったく、面倒なことにならねえといいが……

……美しい木漏れ日。
静かな時間、穏やかな世界
愛しさと哀しみの入り交じる、行き場のない感情
消えない違和感。
欠けた記憶、矛盾した思考
その理由が、やっと分かった
偽りの彩られた記憶の中で、唯一確かなもの。それは……
お前のくれた、名前。
たったひとつ、それだけだった

もう、目を覚まさなくていい。
……誰にも、傷つけさせたくない
……玄奘。
お前を傷つけたくない
この業を誰も背負う必要はない。
俺が、作り上げちまった状況だからな
……どうして、嫌な予感っつーのは当たっちまうんだろうな
妙な胸騒ぎも、違和感からも。
このことだったのか。
……なあ、楊漸

自分が何者なのか。
それを思い出した時の衝撃は、結構なものだった
ダチだと思ってた奴に、あれほど恨まれてたんだからな。
……あいつの憎しみは、痛いほど感じた
……信用、してた。
これも作られた感情だとは思いたくない
だが、玄奘をあいつの好きにさせるわけにはいかねえ。
俺がケリをつけなきゃならないんだ
俺が何者だったとしても、この気持ちは今、俺だけのもんだろ。
……玄奘、俺はお前を失いたくないんだよ

俺は正直、楊漸だけじゃなく玄奘に恨まれても仕方ねえって思ってた
玄奘を苦しめる結果になったのも、結局は過去の俺がしでかしたことが原因だ。
……たとえ、どんな過程があっても
あの時の選択は間違ってなかった。
そう思っても玄奘が傷つくのだけは耐えられなかった
……なのに、そんな殊勝な考え、あいつの言葉で全部吹っ飛んじまった。
ったく、本当にたいした奴だよ
変わらずに俺を信じてくれる仲間がいる。
そして、隣にはお前がいる。
……な、玄奘。
勝てねえはずがねえよ
いい加減、あの馬鹿の目覚まさせてやんねえとな



【八戒ルート】
もうすぐ旅も終わりだ。
すごく長かった気もするし、あっという間だった気もする
姫さんや皆と馬鹿やって騒いで、人助けして失敗したり成功したり。
笑ったり、ちょっとつらかったり……
この旅が、こんなにかけがえのないものになるなんて思わなかった
……馬鹿だよな、オレも。
終わりが来るのを怖いと思うなんて
でも、どうしたって思っちまう。
この旅がずっと続けばいいのに。
……終わりが来なけりゃいいのに、って

天竺の扉を開くとき、たぶんオレは仲間の誰とも違うことをひとり考えてた
このままこの扉が開かないで、旅をまた続けて、問題を先送りにして。
姫さん、あんたとずっと一緒にいられたらって
そんなオレの気持ちも知らないで、あんたは心配して気遣ってくれたよな
……オレは目的を果たさなきゃならない。
あんたが真っ直ぐ天竺に向かって、世界の平和を願うように
オレも、自分の大切なものを守るためにまっすぐ歩かなきゃいけないんだ
……だから、ごめんな。姫さん

姫さんが無事でよかった。
オレはしばらくそれしか考えられなかった
自分でさらって、閉じ込めたくせに何言ってんだって感じだけどさ。
ホント……安心したんだ
何度謝ったって足りない。
言い訳もできないし、責められても当然だ
でも、それでも……あんたがオレを受け入れてくれるなら、オレはあんたを諦めたくない
だから……姫さん。
今だけでもいいから、あんたの傍にいさせてくれ

……なんっつーか、ほんっと姫さんも悟浄たちもお人好しだよな。
旅してる間も思ったけど、改めて見に染みた
オレはどうしたって裏切り者なのに。
許して、あまつさえ助けに来てくれるなんてさ
……ホント、嬉しかった。
姫さんが泣きながらお説教してくれたのも悟浄たちが加勢に来てくれたのも
ナタクを倒して、経典を取り戻す。
……そして全部、終わらせてみせる
約束するよ、姫さん。
従者として、ひとりの男として、オレにあんたを守らせてくれ



【悟浄ルート】
俺のせいで、あの方を危険な目に遭わせてしまった
気にしないように、と微笑んでくれる優しさが、今は……苦しい
また、失うかもしれなかったんだ。
……俺の、せいで
浮かれていたのかもしれない。
仲間と、あの方と共に過ごす日々があまりにも楽しすぎて
……俺には、そんな資格はないのに

ようやく辿り着いた天竺で観音様が俺に告げた、信じられない言葉。
……三蔵を殺せ、と
俺が、玄奘様を……殺す?
誰よりも、なによりも優しく清らかで美しい心を持つあの方を
なにに代えても守るべきだ、と。
そう誓ったその人をこの手で……?
世界を救うためにあの方を失う。
……そんな世界を、俺は守ろうとしているのだろうか?

どんなものからもあなたを守ってみせる
従者としての使命ではなく……これは、確かに俺の意志だ。
そして、俺の生きる意味でもある
初めて出会ったときとは、違う。
あの時とはべつの気持ちで、もう一度誓おう
俺の全てをかけてお守りすると。
……誰よりも大切な、あの方を
共に、幸せな未来を築くために

以前の俺だったら、きっと観音様に立ち向かって行くことなんてできなかった
けれど、今は違う。
俺が間違いそうになったときには、正しい道へと導いてくれるあなたがいる
けれど、今は違う。
俺が間違いそうになったときには、正しい道へと導いてくれるあなたがいる
玄奘様。
あなたのおかげで、俺は強くなれたんです
あなたが俺の隣にいてくれるのなら、どんなことがあろうと、恐れたりはしない
……この戦いが終わったら、あなたに伝えたい言葉がたくさんあります。
だから、行きましょう。
最後まで共に



【玉龍ルート】
……分からない。
分からないんだ。
お師匠様の、言っていること
あなたを守るためなら、なんだってする。
望むことは、なんだって叶えたい
悲しい顔をしてほしく、ない
どうして、それだけじゃだめなのかな。
お師匠様のことだけを考えていちゃ、いけない?
……難しいよ、お師匠様。
どうしたら、お師匠様は笑っていてくれる?

お師匠様を守ること。
お師匠様の望みを叶えること。
どっちも、大切で。
けど、どっちを取ったらいいのか分からなくて
ずっと悩んでた。
……けど、銀閣と話をして分かったんだ
どっちも取ればいい。
とても簡単なこと、だったんだね
これからは、もう悩まない。
だから、待ってて。お師匠様。
僕がお師匠の笑顔を、守るから

あなたを守るって、誓ったのに。
ちゃんと守ること、できなかった
……ごめんなさい。
これじゃ、なにも変わらない。
昔のように役立たずなままでいたく、ない
あんなに悲しい思いは、もうしたくない。
後悔なんて、したくないんだ
僕は、大丈夫。
どんなに傷ついても消えたりしないから
だから、そんな顔しないでお師匠様。
……笑っていて、欲しい

……仲間を、信じる。
お師匠様以外の、誰かを信じること
少し前の僕なら、できなかった。
けど、今は違う
信じることのできる仲間がいて、仲間も僕を信じてくれる
そしてなにより、あなたが僕を信じてくれるから
絶対に、負けたりしない。
最後まで貴女を守るから。
……何があっても、絶対に
僕は、あなたと生きたいんだ



【蘇芳ルート】
さて。念願叶ってようやく三蔵を冥界に連れてきたわけだけど……
仲間と引き離されて、オレたちにさらわれた上、目を覚ましたら冥界にいて
結構、心細いはずなんじゃないかな。
でも彼女――玄奘はオレたちの前じゃ弱みを見せないように気丈にふるまってる
ま、そういう強気なとこは嫌いじゃないけどね
やっぱ、あの子はいーもん持ってそうだ。
ちょっと敵なのがもったいないって思うくらいに
って、そんなこと言ってられないか。
冥界のために、三蔵法師は利用する。
……情なんて無意味だしな

……玄奘って、簡単に人のこと信用しすぎ。
これじゃ、あの従者たちも苦労してたんじゃないかなって思う。
……オレのこと、優しいなんて、さ
敵同士とはいえ、オレは玄奘が嫌いなわけじゃない。
……だから、無意識に優しくしてるかもしれない
けど、それでもオレたちが敵であることは変わらないんだ。
簡単に、信用するなよ
なんて。
……なんでだろ。
あんたを利用するためには、信用させておいた方が都合いいのに
あんたの顔見ると落ち着かないのもなんでだろーね。
……玄奘

ほんとは、めちゃめちゃ嬉しかったよ。
あんたが、同じものを目指そうって言ってくれたこと
本当に、そうできたらどんなにいいか。
……けど無理だ。
どうしたってオレとあんたは、相容れない
やり切れないけど、さ。仕方ないよな。
オレにはオレの。あんたには、あんたの守りたいものが別々にあるんだから
オレは、オレの守りたいもののためにやっぱりあんたを利用する
手に入れた経典ごと、もう一度あんたを冥界に連れてく。
……従者たちには、渡せない
……ごめん、な。
あんたには、言うことなんてできないけど。
せめて、心の中では謝らせて

あの状況で、オレのこと助けに来るなんて呆れるの通り越して、むしろ感心するよ。
……本当に、あんたには敵わないな
あんたとは同じ道を歩むことなんてできないだろうと思ってた。
……けど、本音はずっと違ってた
もう迷わないよ。
オレは、あんたと一緒に戦う
正直、オレにはあんたの従者たちみたいに戦う力なんてないけど
金も銀も、冥界も……あんたのことも。
大事なもんは、この手で守りたい
だから一緒に行こう。
この手の痣も……あんたとおそろいなら嫌なものじゃないって、思えるからさ
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